自宅でヘナ染めをする人は、染め上がりはもちろん、染めている時間も楽しんでいます。
でも、
自宅でヘナ染めをするときの染時間はどれくらいがいいの?
と思いますね。
特に初めて自宅でヘナ染めをするときは、気をつかってしまいそう。
そこでここでは自宅でヘナ染めをする時の染め時間について解説いたします。
おさえておきたいポイントは、100%ヘナとインディゴが配合されたヘナ+インディゴ(藍)では染め時間が異なるということです。(ヘナ+インディゴ(藍)については「【白髪染め】ヘナカラーが良いって聞くけど「ヘナ」って何? ヘナのわかりやすい解説と種類別ヘナカラーおすすめ商品。」もご参照ください。)
こんな方におすすめの記事です
- 初めて自宅でヘナ染めをするときの染め時間がわからない人
- 染め時間によって仕上がり具合が気になる人
ヘナ100%の染時間は1~2時間
ヘナ100%で染める場合は、1~2時間が目安です。
ヘナ100%は、染め時間が長いほど濃いオレンジ色に染まります。そのため好みの色に染めるために時間の調整が必要になりますが、化学薬品が配合されているカラーリング剤と異なり、天然のヘナ粉末のためイメージの色で染めるには何度か経験が必要です。染め続けるあいだに自分なりの肌感覚で適した染め時間がわかってきます。
こちらはヘナ100%のヘナカラーで染めたときの時間別の比較です。微妙な差ではありますが、60分と120分では60分のほうが薄い(明るい)印象です。
また120分と180分のほうが濃い印象です。
ここで使用したヘナ100%は、「マックプランニング マックヘナ ナチュラルオレンジ 白髪染め 100グラム」です。
ヘナ+インディゴ(藍)の染時間は40~50分
いっぽうヘナにインディゴを配合させたヘナ+インディゴ(藍)の場合は、40~50分が目安です。
ヘナ+インディゴ(藍)は、メーカーによって種類と配合が異なります。
ヘナは時間をかけてローソンという成分が髪に浸透していき、定着するまで48時間ほどかかります。その間、ゆっくり変色していきますので、最初のうちはいろいろなメーカ、色を試して回数を重ねて経験値を高めていくのが一番です。
こちらはヘナ+インディゴ(藍)で染めた時間別の比較です。40分と60分では60分のほうが濃く見えますが、90分と60分ではあまり変わらない印象です。
これはインディゴの特性であまり時間をかけても一定以上染まらないからではないかと思います。
こおで使用したヘナ+インディゴ(藍)は、「Naiad(ナイアード) ヘナ+木藍 黒茶系 100g」です。
インディゴ(藍)の染時間は40分
ヘナ100%で染めたあとに、インディゴ(藍)で後染めをしますが、きれいに染めるコツは、ヘナ100%の染め時間を調整して好みの色に染めてからインディゴで40分程度染めること。
インディゴは、長い時間染めてもそれ以上染まることはないので最長でも40分が良いとされています。
こちらはヘナ100%で異なった染め時間にインディゴを40分後染めした比較です。
見た目にはわかりづらいかもしれませんが、ヘナ100%で180分染めたあとにインディゴで40分染めた(右)ものが一番、濃く見えます。
ここで使用したインディゴは、「マックプランニング マックヘナ インディゴブルー 白髪染め 100グラム」です。
染め時間が短いとどうなるの?
前述の写真でもわかるように、染め時間が短いと当然、仕上がりは浅くなります。白髪があまり多くなかったり、ショートヘアでそれほどガッチリ染めなくても良いという人は、短い染め時間でも良いでしょう。
染め時間が長いとどうなるの?
染め時間が長ければ長いほど、しっかりと濃く染まります。
ヘナ染め専門の美容室だと1、2時間、長いと3時間も染めるというところもあるようですが、自宅で染める場合はそんなに長時間とれなかったりするので、前述のとおりヘナ100%であれば1~2時間、ヘナ+インディゴ(藍)は40~50分が推奨されています。
筆者はすでに3年以上、ヘナ+インディゴ(藍)でヘナ染めをしているのですが、平均50分にしています。
この写真は、ヘナ+インディゴ(藍)で50分染めた直後のものです。ゴールドに見えるのが気に入っていますが、このあと2日ほどするともう少しくすんできます。
ちなみに筆者が愛用しているのは、「Naiad(ナイアード) ヘナ+木藍 黒茶系 100g」です。
ヘナが安定して染まるまでの時間は?
ヘナやインディゴなどの天然の植物による染毛は完全に発色、定着まで48時間かかるといわれています。
ただし原材料のヘナは天然に育った畑から採取するので収穫時期や天候、育成具合によって異なるので、定着まで48時間は目安としてください。
また、使う人の髪の長さや質、白髪の量にも左右されるので安定的な染め上がりは求めるのは不可能です。
染まったあとは色落ちする?
ヘナは最長48時間ほどで定着し、その後は通常2週間ほど経つと新陳代謝や汗、洗髪などで少しずつ色が落ちてきます。ただ、ヘアカラーに比べて褪色は遅いです。
また、日本人の髪の毛は、一般的に1日に0.3~0.4mm、1ヶ月で約1cm伸びると言われています。そのため2~3週間では5mm程度、伸びることになり白髪の多い人は、根本に白髪が目立ってきて気になる人もいます。
ですので、同じくらいの色をキープしたいのであれば2~3週間ごとに根元を中心に染めるのがお薦めです。
まとめ
おうちでヘナ染めをする場合、
・染め時間が短いと当然、仕上がりは浅くなる
・染め時間が長いと当然、仕上がりは濃くなる
染め時間は、
・ヘナ100%なら、1~2時間
・ヘナ+インディゴ(藍)なら、40~50分
・インディゴで後染めするなら、40分
ヘナが安定するまでの時間は、48時間。
ヘナは、100%天然植物なので化学成分が一切入っていません。そのため安全安心して使用することができますが、必ずパッチテストを行ってから使用することをお薦めします。また植物アレルギーのある方は、専門の美容室などで相談するなど慎重に使用してください。
とはいえ、ヘナには白髪を染めると同時にキューティクルを補修し、髪内部の保水力を高める効果、髪の表面をコートし傷んだ髪にハリやコシを与える効果もあるので、根気よく繰り返し染めて、自分なりのカラーと健康的な髪を手に入れてください。